2021/04/16

切粉圧縮機のデモンストレーション(樹脂切粉編)

前回アルミで試した切粉圧縮機ですが、今回は樹脂の切粉を試してみました!

 

 

材質は、スーパエンプラの「PPS」
半導体産業でよく使用される耐熱性に優れた樹脂です。
旋盤加工においては固くてバネみたいな切粉になり、かさばるし切削油の持ち出しも多いので非常に後処理が大変な材質です。

 

 

 

 

こちらも動画を撮ってきました!

 

 

 

 

前にテストしたMCナイロンとPOMは、圧縮した後戻ってきてしまいうまくいかなかったのですが、
今回PPSは固いのが良かったせいか、コチコチのインゴットになりました!

 

 

 

 

 

また、今回はソリューション系の切削油剤でしたが、
かなり水切りした後だったにもかかわらずやはり相当量の切削油が回収できました。

(デモ機が汚れているので汚くなってしまいましたが、本来は透明です…)

切削油に関しては見落としているユーザー様は多いと思いますが、環境ISO上やはり要改善事項かと思います。

 

 

(まとめ)

①PPSの切粉は減容しやすいが、旋盤系のバネ状の切粉はうまくスクリューに絡まるようにほぐして入れる必要がある。他のMCナイロンやPOMと異なり、減容後も固まったままで戻ることなくしっかり減容できる。

②切粉の圧縮されたインゴットと共に、切削油剤が相当量回収可能である。

 

 

切粉で困られているユーザー様は多いと思います。

弊社にお送りいただければテスト結果をレポートにしてデモンストレーションを代行させていただきます。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

 

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